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1+1の行方 two fragments

たった ひとつの欠片を探して…

リンクしている方からの



コメントにレスした後。



ほんの数分だった…



『○○警察ですけど』



そう電話が掛かってきた。



先週の日曜日の夜、23時過ぎ。



どう見ても悪戯での番号ではない。



『はい』



そう私が応えると…



『御遺体の確認を お願いできますでしょうか』



御遺体???



確認???



何だ、それ。



深呼吸を何度かした。



もう一度、聞き直した。



同じ言葉が返ってきた。



既にウォッカをロックで呑んでいた私。



運転なんか出来やしない。



するとパトカーが静かに



私を迎えに来た。








薄暗い廊下に案内をされ



私は何とか冷静になろうと努力した。



でも無駄な努力だ。



叫びそうになるのを堪えるのが



精一杯だった。








重そうな扉を警察官が開けた。



その次の瞬間。



ドラマでありそうな光景が



私の目の前にあった。



『練炭自殺のようです』



警察官の一人が告げた。



私は怒鳴り返した。



『そんなこと聞いてねぇだろうが!!!!』








そこには…



たしかに私の友人がいた。



前日に話したばかりだった。



なのに。



私は警察官の制止を振り切り



遺体に馬乗りになった。



そして



『起きろ!!!!!』



『私を見ろ!!!!』



そう叫びながら



冷たい彼女の顔を何度も殴った。



警察官に何度も止められても



彼女の遺体から引き剥がされるまで



もう痛みも感じることのない



彼女の顔を殴打し続けた。








彼女は養女で義理の両親も既に亡くなっている。



そして最後に連絡をしたのが私だったらしい。



だから私に連絡が来たのだ。








何人も何人も



私の大切な人間が死んでいく。



もう遺されるのはイヤだ。



もう見送るのは堪えられない…







身寄りのない彼女だったから



私の知り合いの関係者に頼んで



小さな小さな葬儀を済ませた。



また別離が私を…






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雫

Author:雫
たった ひとつの
失くした欠片を探して…


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